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当サイトに訪問いただき、ありがとうございます。

本サイトは、主にC言語で組み込みエンジニアを目指すために、これからプログラミングを始める方、プログラミングが苦手な初心者の方向けです。

ですので、ある程度プログラミング技術がある方には有益なことはないかもしれません。

私は、エレベータメーカーでソフトウェアの技術者として、15年以上働いております。

しかし、従業員2000人以上いる会社なのに、ソフトウェアの技術者はわずか20名程度です。

この20名のうち管理職を除くと、15名程度になります。さらに、設計担当、開発担当と分かれるため、1人にかかる負荷は相当な物です。しかも、日本だけではなく、海外の分まで行っているので、パンク状態です。

これでは、ソフトウェアの技術者を新たに育てて、一人の負荷を減らしていこうとしても、人が足りないため、指導する時間が十分に取れません。

なので、本サイトで簡単なプログラミング方法や、プログラムを作成していく中での間違えやすいことなどを紹介し、プログラミングが苦手ということを克服してもらたいと考えています。

エレベータ専門のソフトウェアの技術者が、プログラミング方法とか間違えやすいことなんて紹介できるのかと思われるかもしれませんが、15年以上勤め、学生時代からC言語を学んできましたから、初めての方や初心者の方になら、十分に有益な情報を提供できます。

エレベータのソフトとは、どんなものかというのを簡単に説明しておきます。

エレベータは、ご存じの通り、乗り場からボタンを押して、到着してドアが開いたエレベータに乗り込み、目的の階のボタンを押して、目的の階に到着してドアが開いた後に、エレベータから降りるというのが一般的な使い方ですね。

ここで、少し考えてみてください。

「乗り場からボタンを押す」という動作は、人が行いますが、その乗り場の階へ移動させるのは、エレベータ自身が判断して行います。その判断をさせる部分をソフトウェアで行っているわけです。

今ドアを開けていいかどうかの判断も、ドアを閉めるタイミング、目的の階へ移動させるのも、すべてソフトウェアで判断して行っているわけです。

極端な話をすると、プログラムを変更して、目的の階へ移動させないようにしたり、ドアを開かないようにもできるわけです。

すべてのことをエレベータ自身が判断して自動運転しているので、かなり高いソフトウェアの技術が必要であると思っていますし、エレベータのソフトウェアが一番難しいとも言われています。

また、メンテナンス時に必要な機能や据え付け作業に必要な機能、地震や火災などの災害時の運転、機器の異常を検出するものなんかもソフトウェアで実装しています。

これらのことを実現するにはもちろんソフトウェアだけでは成り立ちません。機械や電気系統のハードウェアの構成にも影響されます。

このサイトでは、エレベータの話をするサイトではありませんので、エレベータの話はこれくらいにしておきます。

ですが、これでエレベータのソフトウェアの技術者が、プログラミング初心者に対して、プログラミング方法とか間違えやすい内容等の有益な情報を提供できることがおわかりいただけたと思います。

なぜ、C言語かというと、単純に今行っているエレベータのプログラムがC言語で書いているからです。

そんな私も、学生時代はプログラミングが苦手で苦手でパソコンに触るのも嫌でした。

そんな私でも今では、第一線でソフトウェアの技術者として、プログラミングすることができるようになっているので、あなたも必ずできるようになります。

そう信じて、本サイトを巡っていただければ、幸いです。

いきなりですが、私が最初に理解できなかったC言語の文ですが、あなたはわかりますか?

i = i + 1;

プログラムをする人なら、馬鹿にしているかのような文なのですが、初めてこの文を見る人にとっては違和感があるはずです。

なぜなら、「i」と「i + 1」が同じといっているように思うからです。

ですが、プログラムの世界では意味が違います。

プログラムの世界では、

「現在のiの値に1を足した値を新たにiとする。」

という意味です。「=」は算数や数学で出てくる「イコール」ではなく、「代入」を表すのです。

このような世界ですので、初心者の方には難しく感じてしまうと思うのです。

こういった基礎を固めていくことで、苦手でなくなっていくことはどんな世界でも同じだと思うので、初心者の方へこういった情報やいき詰まったときの対応方法などを提供していきます。