私が初めてC言語をしたのが、大学に入ったときでした。そのときは、パソコンを触ったことすらなかったので、キーボードの位置やマウスの扱い方もしりませんでした。
だから、C言語の授業があると嫌で仕方ありませんでした。そんな人間が、プログラマーになっているのですから、不思議なものです。
もしかしたら、あなたも同じかもしれませんね。
そもそも家にパソコンがなかった
現在では、パソコンやスマホを誰でも持っているのが当たり前ですが、私が大学に入った当初、パソコンは高価なもので、各家庭にあるものではありませんでした。
ましてや、スマホなんてものは存在そのものがありませんでした。かろうじて、電話とメールだけができる本当の携帯電話があった程度でした。
そういう状況でしたので、パソコンに触る機会があったのは大学の授業のときだけでした。
だから、パソコンでC言語のプログラムを作るというのが、苦痛でした。
しかし、授業の課題はやらないといけないし、単位取得しなくてはなりませんでしたので、仕方なくやっていました。
本当に仕方なくです。覚えようという気は全くありませんでした。
パソコン嫌いはC言語のプログラムを書けない
当たり前ですが、パソコンが嫌いで、キーボードやマウスを触るのも嫌な人が、C言語のプログラムが書けるわけがありません。
C言語の授業で最初にやったのは、おなじみの「hello world」の表示ですね。
さすがにこれは出来ましたが、そもそも「キーボード、マウスって何?」というレベルでしたので、プログラムを書き上げるのに相当の時間がかかりました。
でも、だんだんと課題が難しくなってくるわけです。自力でプログラムが書けなくなってきていました。
授業なので、やらないわけにはいきませんでしたので、とにかく、課題だけ終わらすために、手段を選びませんでした。
というのも、中にはパソコンが出来る人もいたわけです。その人のプログラムをコピーさせてくれって頼んで、プログラムをコピーして、なんとかしのいでいました。
当然ですが、プログラムの内容は全く理解していませんでした。というより、理解できませんでした。
しかし、課題はどんどん難しくなるわけです。前回の課題が理解できていることが前提ですから。
パソコンが嫌いな状態で、さらに課題が難しくなるということで、ますますC言語のプログラムが嫌になっていきました。
まさに、悪循環です。悪循環でしたが、それを乗り越えなくてはならない状況になったのです。
パソコンを使って、数値計算をしなくてはならない状況になった
まさに、C言語のプログラムができるようになる転機と言っても過言ではないと思います。
卒業論文、修士論文では、パソコンを使って作りますね。それは仕方ないですが、数値計算をしなくてはいけない状況になってしまったのです。
論文に結果を書くためです。それまで、大してC言語のプログラムを勉強していなかった人間が、急にプログラムを作れるわけがありません。
そこから、必死にプログラムを読んで理解することに専念しました。見よう見まねで、プログラムを書いては実行し、書いては実行しを繰り返しました。
そうしていくうちに、だんだんとプログラムが理解できるようになっていったのです。「継続は力なり。」ということを実感したときでした。
そこから、C言語のプログラムを書くことに対して、嫌な気持ちがなくなっていきました。
だから、今はプログラマーとしてやって行けてるんだと思います。
まとめ
始めから、プログラムを書ける人はいません。少しずつ勉強してできるようになっただけです。
私だって、パソコンが嫌いでしたし、プログラムも嫌いでした。
あなたも、今仕方なく、C言語のプログラムを勉強しているかもしれません。嫌いかもしれません。
でも、やる気を持って続けていれば、必ず身につきます。これは、私自身が身をもって体験したことなので、断言できます。
だから、あなたも、やる気だけ捨てずに、C言語のプログラムを勉強してほしいです!
そして、将来、プログラマーとして活躍してほしいと思います。