C言語だけでなく、プログラムを作成する際、何かの目的をプログラムで達成するために行いますよね。
そのとき、何から手をつけたらいいかわからないときがあると思います。そういうときに、どうやって、取り掛かったらいいのかを書こうと思います。
作りたいプログラムをイメージする
プログラムだけでなく、スポーツでもイメージトレーニングをしますよね。あれと似た感じです。
要は、どういうプログラムを作っていけば、目的が達成できそうかを、イメージします。イメージするとともに、どういうプログラムを書いたら行けそうかまで思い浮かんだら、そのイメージを忘れないように、ノートでもパソコンのメモ帳でも記録しておきます。
頭に思い浮かんだまま、忘れない自信がある人は、記録しておかなくてもいいと思います。
プログラムを作った後、その設計内容を資料化することがあるのなら、イメージした内容を記録しておいたほうが、設計思想をまとめるときに役立ちます。
イメージができないと、なかなかプログラムを書くことができないと思うので、プログラムで実現させる内容をしっかり把握しておきましょう。
内容が把握できていないと、どのようなプログラムを作ればいいかなんて、イメージできるはずがありません。
ここのイメージが早くできるかどうかで、プログラムの着手に時間がかかるかどうかの境目になります。
言い換えれば、短時間で、プログラムが完成させられる人かどうかの違いです。
どういうプログラムを書いていけばいいかのイメージが出来たらしめたものです。
イメージしたプログラムを実際に書いてみる
作るべきプログラムのイメージができたなら、プログラムをどんどん書いていきましょう。はじめから100%のものができるはずがないので、思い付きでもなんでも構いません。
プログラムを書いていくと、ここはどうするべきかとか、イメージしていたことと違っていたなということは、必ずあります。
でも、それもプログラムを書いてみないことにはわからないことですよね。ずっと考え込んでいても、プログラムは絶対に完成しません。
ひたすら、目的を達成させるためのプログラムで、イメージしていたことを書いていってください。
間違っていても、全然かまいません。動作確認して、おかしいところは修正していけばいいんです。
考え込みすぎる人が、本当に多いので、一つのプログラムが完成するまでに余計に時間がかかっていると思うのです。
別に代入のところしか思い浮かんでいなくても、いいんです。その部分だけでも、プログラムにしてしまっておけば、その部分は頭の中から消し去ることができるのですから。
もっと考えなくてはいけない箇所に、時間を割けますよね。プログラムを書いていないと、書けるところの部分までも一緒に考えなくてはいけないので、思考がうまく回らないと思うんです。
だから、あなたは、書いてみようと思うプログラムを思いついたのなら、どんどん、そのプログラムを書いていってほしいと思います。
書いたプログラムの動作確認をする
これは、当たり前のことですが、自分の書いたプログラムが、目的を達成させることができているかを確認する必要があります。
いきなり思いつきで書いたプログラムが、すんなり動くわけがないと思ってください。そんなのは、よっぽど簡単なプログラムのときだけです。
それでも、ミスしてるかもしれないじゃないですか。完璧な人間なんていませんから。
本当は、プログラムを作るのに費やした時間の1.5倍から2倍は、動作確認をする時間を確保してやるべきなんですね。
動作確認というのは、エラーがないときにまともに動くことを見るのではないことに注意してくださいね。
どういうことかというと、問題がない時に、プログラムがきちんと動作することは当たり前なんですね。イレギュラーなときに、エラー処理がきちんとできているかを確認するほうが重要なんですね。
エレベータでいうと、押した階へ向かって走行し、そこでドアが開いて、閉じる。というのが一連の流れですね。
でも、これってうまくいっているときの動作ですよね。
めったにお目にかかることはないでしょうが、走行中に、モーターに異常が生じたとか、ドアに異物が挟まって、うまく開かないととか言う故障が実際にあるわけですよ。
こうなったときに、エレベータをどのように制御させるのかっていうことなんですね。当然ですが、使用者の安全第一の設計ということになります。
その安全第一の動きになっているのかという動作確認が重要なんですね。今まできちんと動いていたものが、自分が追加したプログラムのせいで、その部分がうまく動かなくなっては意味がありませんね。
そういうこともあるので、動作確認の時間は、プログラムの作成時間よりたくさん確保したいのです。
実情は、時間がなさ過ぎて、動作確認の時間が、プログラム作成時間より短いことが多いです。しかし、主要な部分は省略しませんので、安心してください。
省略しようとしても、ほかの人から指摘を受けます。
少し話が逸れましたが、自分で書いたプログラムの動作確認は必ず行ってください。それが完了して、はじめてプログラムの設計が完了したと言えるのです。
まとめ
プログラムの作成で始めの取っ掛かりを早くする方法を紹介しました。
大事なのは、プログラムのイメージをいかに早くできるかってことです。ここに尽きると思います。ずっと考えていても、取り掛かることはできません。
ある程度のイメージで、プログラムを書いていくことです。どうせ、後で動作確認するのだから、さっさとプログラムを作ってしまいましょう。
プログラムを作る→動作確認→プログラム修正→動作確認→…という具合にやっていくのが、一番取っ掛かりが早く、かつ、早くプログラムが完成します。
あなたも、ぜひ、やってみてください。